航空会社の安全性ランキング2021 首位はカンタス航空、オセアニアと中近東勢が上位に 日系選出されず

株式会社CSセンター

2021年01月13日 17:01

航空会社を評価する情報サイト「エアライン・レーティング」(AirlineRatings.com、豪州)は、2021年版の「最も安全な航空会社」上位20社発表し、首位にカンタス航空(QFA/QF)を選出しました。 エアライン・レーティングは2013年6月にスタート。385社の安全性と機内設備などを7つ星で評価、安全な航空会社は事故や機齢、政府や監督官庁による監査などを考慮し、選出しています。 首位となったのはカンタス航空で、過去60年で死亡事故を一度も起こしていないことが評価されました。2位はカタール航空(QTR/QR)、3位はニュージーランド航空(ANZ/NZ)、4位はシンガポール航空(SIA/SQ)、5位はエミレーツ航空(UAE/EK)がランクイン。上位20社に日本の航空会社はランクインしませんでした。このほか、LCC各社を対象とした「最も安全な低コスト航空会社」も同時に発表。ベトナムのベトジェットエア(VJC/VJ)などを2021年版の上位10社に選出しました。日本の航空会社は、ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)が所属する豪ジェットスターグループが選出されたものの、単体でのランクインはありませんでした。

21年版「最も安全な航空会社」上位20社(括弧内は国籍)
1位 カンタス航空(豪)
2位 カタール航空(カタール)
3位 ニュージーランド航空(ニュージーランド)
4位 シンガポール航空(シンガポール)
5位 エミレーツ航空(アラブ首長国連邦)
6位 エバー航空(台湾)
7位 エティハド航空(アラブ首長国連邦)
8位 アラスカ航空(米)
9位 キャセイパシフィック航空(香港)
10位 ブリティッシュ・エアウェイズ(英)
11位 ヴァージン・オーストラリア(豪)、ヴァージン・アトランティック航空(英)
12位 ハワイアン航空(米)
13位 サウスウエスト航空(米)
14位 デルタ航空(米)
15位 アメリカン航空(米)
16位 スカンジナビア航空(スウェーデン、デンマーク、ノルウェー)
17位 フィンエアー(フィンランド)
18位 ルフトハンザ ドイツ航空(独)
19位 KLMオランダ航空(オランダ)
20位 ユナイテッド航空(米)

21年版「最も安全な低コスト航空会社」(アルファベット順、括弧内は国籍)
エア・アラビア(アラブ首長国連邦)
アレジアント航空(米)
イージージェット(英)
フロンティア航空(米)
ジェットスターグループ(豪)
ジェットブルー航空(米)
ライアンエア(アイルランド)
ベトジェットエア(ベトナム)
ウエストジェット(カナダ)
ウィズエアー(ハンガリー)

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